グーグルとヤフーが提携して思うこと - 次なる戦い

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Yahoo!Japanの検索エンジンにGoogleが採用されることが決まった。ヤフーに対してGoogleがライセンス提供するのだ。

2000年前半(2004年まで)は同様にGoogleの検索エンジンがYahoo!Japanで採用されていた。
どうしてまた提携が決まったのか?その意味は?

Yahoo!Japanは当時、検索エンジンが現在のようなとてつもないビジネスモデルを構築するとは考えてなかったでしょう。
しかし、目の前で起きている検索トラフィックが収益を生むという事実に気付き、検索エンジンの開発に着手したのだろう。

それは挑戦だったのだろうけど、今現在を見るとどうだろうか。

ヤフーの検索結果の精度は、Googleより高いとは言い難い。
SEO業者対策かのようにアルゴリズムよりフィルタにも力を入れている。

一方、Googleは検索結果のリアルタイム化を進めている。
前回の投稿した記事がGoogleの検索結果に出るのに30分かかっていなかった。
驚いた。

Twitterとの提携もしており、検索結果にツイートが表示される。
新鮮で整理された情報が表示されるのだ。
サイトの評価のアルゴリズムも日々進化している。

僕はヤフーは検索エンジンにおいてはグーグルに追いつけなかったと思う。

そして今、これ以上検索エンジンで競争することの意味が薄くなってきている。昔のように、Googleにアウトソースしている方がユーザーへ価値提供できる。
この競争から抜ければ、コストを他の有望な事業へ向けられる。

米国YahooはBingを採用することが決まっていた今、タイミングとしては最適だったのだろう。
では次にヤフーが力を入れるのはどこか?

【ヤフー、Google提携解説】検索の時代が終わった、それだけのこと【湯川】で述べられている通り、ソーシャルメディアが次の戦いの場となるのでしょう。

まだヤフーはソーシャルメディアで成功例がない(と思う)
SNSなど挑戦していた時期があったが終息している。未確認だが。

Googleとの提携を決めた時点で、次の戦いの計画はできている。
そう思うんだが、どうでしょう?
Twitterでソーシャルメディアを実感した孫さんがヤフー発信で何か仕掛けようと考えても不思議じゃない。

これから大きな変化が起きる。

【関連リンク】
Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために

Yahoo! JAPAN の検索サービスにおけるグーグルの検索エンジンと検索連動型広告配信システムの採用、ならびにYahoo! JAPAN からグーグルへのデータ提供について (PDF)

よくあるご質問: Yahoo! JAPANの検索サービスにおけるグーグルの検索エンジンと検索連動型広告配信システムの採用、ならびにYahoo! JAPANからグーグルへのデータ提供について(PDF)