iPad神ノートアプリはこれだ!Apple Pencil最高の書き心地

iPadApple Pencil

2018年発売のiPadがApple Pencilに対応した。

これまでiPad ProしかApple Pencilを使えなかったが、iPadに対応したことで手頃な価格になり手が届きやすくなった。

高額なProを買ってまで、ノートのデジタル化には踏み切れないでいたが、低価格なiPadなら試してみようかなという気になり購入してみた。

無料・有料の色々なノートアプリを試した結果、Note AlwaysとNoteshelf 2の2つに候補を絞った。

条件は以下の3点だ。

  • 方眼紙ノートが使えて、読みやすい字が書ける
  • 図形がキレイに描ける
  • クラウドに共有できる

普段はA4のProject Paper(方眼紙)を使っているので、1番目は外せない。

2番目はロジックツリーや図解するときに手書きの図でもいいのだが、キレイな線で四角や丸を描けると後で見やすい。

3番目は書いた後にiPhoneで見たり、出先で見たりしたいからだ。

 

そして、最後の決め手は、書いたときの文字の読みやすさ!

書く気持ちよさや、後で読み返すときに見やすいことは重要だ。

 

結論から言うと、色々な条件を満たした現時点での最高の神アプリはNoteshelf 2!

 

何が違うのかNoteshelf2とNote Alwaysを比較しながら、それぞれの特徴と良い点をまとめる。

豊富なノートの種類とテンプレート

方眼紙はどちらも使えるので個人的には他の点はさほど気にしないが、2つのアプリでだいぶ機能性は違う。

かゆいところに手が届くNote Always

ノートの種類をえらぶ時に、かゆいところに手が届くこまやかな点が特徴。

設定をわかりやすいUIで表現しているデザイン性の高さも目を見張る。

  • 方眼紙の方眼の大きさを選べたり、横罫の罫線幅・線の太さを選べるカスタマイズ性がすてき
  • ノートの罫線の色と背景色をえらべる。とくに罫線の色を薄くできるので、さりげない罫線がよい
  • テンプレート自体はNoteshelf 2ほど多くはないが、基本的な種類(無地・横罫・方眼紙・ドット罫)はそろっている

Noteshelf 2はテンプレートを無料ダウンロードできる

豊富なテンプレートとサイズ展開が特徴的。無料ダウンロードできるテンプレートが今後増えてほしいと期待したい。

  • 基本的なテンプレート(無地・横罫・方眼紙・ドット罫)はもちろんのこと、ダイアリーやカレンダー・家計簿・旅行など用途が決まったテンプレートも用意されていて、無料ダウンロードできる
  • 他のサイトや自分で作ったテンプレートを使える。また、ノートに書き込んだものをテンプレートとして登録することもできて自由度が高い
  • ノートの縦置きと横置きがある点はNote Alwaysにはない特徴的な点

ペンの種類・色と書き味

ペンの種類はNoteshelf 2に軍配が上がる。書いた後の読みやすさが断然素晴らしい。

このペンの種類と書き味が最後の決め手となった。

Noteshelf 2は書いた文字が読みやすく、濃淡なく書けることが個人的に一番だった。

Note Alwaysはリアルな書き味が好きな人向け

  • 3種類かつペンの太さを6段階から選べるので、自分の普段書いてる感じを探せる
  • 色は豊富にあるのでお絵かき派には良いかもしれない
  • 実際に書いたようなリアルな書き味

だが、このリアルな書き味は、妙に濃いところが1字1字の中にあることで、なんとなく読みにくさを感じた。

他のペン種類でもハネのかすれ等があるが、そこまでのリアルさはデジタルノートとして使う用途では不要だった。

万年筆で書いた字が読みやすいNoteshelf 2

決め手となったのは、万年筆の書き味がとても気に入ったからだ。

  • 6種類かつペンの太さを最大8段階から選べてバリエーションが多い
  • 万年筆と蛍光ペンが個人的に最高の書き味だ
  • 色は標準でも豊富に選べるが、カスタムで自分が好きな色を作ることもできる
  • カラーパレットを数多くの候補から選べる(Powered by COLOURlovers)

 

サッと簡単に消せる消しゴム

ノートを書く中で、間違えたり修正したいことは多々あるだろう。

消す方法により効率性が変わる。Noteshelf 2とNote Alwaysで消しゴム機能に大きな違いがある。

消すことに絞れば、Note Alwaysが最もかんたんで効率的だ。

指でスーッとなぞるだけで消せるNote Always

文字を消すときに、いちいちペンを消しゴムに切り替えてから、文字をなぞって消すような工程をふまなくても良い。

なぞった部分だけでなく、なぞった”線”が消える。

Note Alwaysで一番素敵なUIだ。

  • 消したい文字のところを指でなぞるだけで文字が消える!
  • 3本指で左にスワイプするだけで、Ctrl+Zのように1個手前の「元に戻す」Undoをできる
  • もちろんApple Pencilを使って消しゴムを使うことも可能

Noteshelf 2はメニューから消しゴムを選んで消すスタイル

Noteshelf 2が負けるポイントは唯一、この消し方だ。

他のアプリと同様、メニューにある消しゴムに変えて消すか、Undoを押すかのどちらかだ。

 

絵を描く人は、少しずつ消したり描いたりを繰り返すならNote Alwaysの消し方がとても気に入るだろう。

文字ベースでノートを書く使い方をしている私は、Note Alwaysの消し方はあれば嬉しいが、それよりも文字の読みやすさのほうが優先度が高かった。

 

正直、この消しゴムでも使いづらいという事はない。

他には、消しゴムの大きさを変えれる点が使いやすい。

図形をキレイに描ける

ノートを使いながら考え事をしたり、思考を整理するときに図解をすることは多い。

四角や丸、三角を手書きしてそのままでも、もちろん十分だが、きれいに描けるならより一層良いだろう。

ロジックツリーや概念図をきれいに整理できると、あとで見たときに認識が早く理解しやすい。

図形描画では2つのアプリで前提思想が違うため、描く機能にも影響している。

Noteshelf 2は、手書きの線を一瞬できれいな直線や円に変換してくれる!

Note Alwaysは自然な手書き感を残せる図形補正

  • 図形を描くモードはない
  • 手書きした図形を適度に補正してくれる
  • 補正ボタンをクリックすると補正してきれいに!

補正ボタンはクリックするたびに少しずつ正確な図形に補正してくれるので、どの程度手書き感を残すか自分で決められることが特徴的だ。

正確な直線・円を描けるNoteshelf 2

手書き感を残すNote Alwaysとは逆で、Noteshelf 2はまっすぐな線と円を描けるモードがある

  • 図形描画モードでは、Apple Pencilで描いた線を正確な直線や円で描画される
  • 四角や三角を描くと、同じく正確に描画してくれる
  • 他のアプリのような図形自体をつくるのではなく、描いた線が正確な図形に変換されることが利点

スムーズなページめくりがポイント

どちらのアプリも1冊のノートをつくって、そのノート内にページを追加できる仕組みだ。

他のアプリではノートではなくファイルの概念で設計されていることも多いが、ノートの概念は使いやすいだろう。

スピード重視でメモを書きたいなら、Noteshelf 2がサクサク!

ペラっペラっとページ間を移動するNote Always

  • 左右の端をサッとスワイプすると、ページ一覧がちらっと顔を出してから隣のページに移動する
  • 長押しでスワイプすると、ページ一覧が出てきて移動したいページを選べる
  • ページ一覧からでも新規ページを追加することが可能

Noteshelf 2はサクサク移動

  • 左右の端をサッとスワイプすると、Macのスペース移動と同じようにページがスルスル切り替わる
  • 最後のページで右端をスワイプ長押しすると次の新規ページを作成できる
  • ページ切り替えのスピードはこちらのほうが早い

iPadで書いて、あとでスマホで見る

Noteshelf 2もNote Alwaysもクラウドへの自動バックアップ、個別のノートやページをPDFなどで共有・保存できる。

iPadを常に持ち歩いてるわけではない。でも書いたノートは後で見たいときが多い。

見るデバイスはスマホで十分。

 

Noteshelf 2では、iCloudでMac→iPhone間での共有のほか、書いた個別のノートをGoogleドライブに都度保存している。

後日、ノートを見たいときは、iPhoneのNoteshelf2かGoogleドライブで見ている。

「書く」と「見る」タイミングが違うので、「見る」デバイスを変えられるのは意外と重宝する。

まとめ

ノートアプリは用途や使い方によって違うが、メモをサクサク書く使い方であれば、Noteshelf 2が最高だ。

  • 万年筆と蛍光ペンの書き心地が最高
  • ページ切り替えがすばやく自然
  • iPadで書いて、iPhoneで見るクラウド共有が便利

思考整理や図解をメインとするノートの使い方には最適だ。

1,000円以上するノートアプリだが、それだけの価値はあるだろう。

ぜひiPad + Apple Pencilと組み合わせて使ってみてほしい。