SEOで結果を出すマインドセットと実践のヒント
SEOのテクニックは多くのブログで語られています。しかし、テクニックはテクニック。その前提となるSEOのマインドセットについて語ります。
Googleは情報を探す人のニーズに応えたい
Googleは検索されたキーワードに対して検索したユーザーが最も求めているであろうコンテンツを検索結果として表示してくれます。
検索ユーザーが探している情報を提供することがキーワードの検索結果に表示される大前提となりますね。ここを踏まえていないSEO会社がいかに多いことか・・・
「自分が伝えたい情報」と「検索ユーザーが探している情報」がマッチしているかどうかはよく考えたほうがいい。
例えば店名で検索するユーザーに「お店の宣伝」だけの情報を発信しても探している情報に合っていない可能性が高いです。お店で提供している商品や価格、場所、口コミ、連絡先などを探している人のほうが多そうですね。
検索するユーザーが何を知りたいか考えよう
ユーザーはGoogleでキーワードを入力する時、何かの情報を探しているから検索します。その検索ユーザーが何を考えてそのキーワードで調べているかを考えることが重要です。
そこを無視して検索している人数が多いキーワードだからとかこのキーワードで上位表示したいという考えだけでSEOしようとするから情報のミスマッチが起きちゃっているのではないかと思います。
ユーザーが何を知りたいのか想像しましょう。
どんなコンテンツを発信するとユーザーが答えを得られるか考えてみましょう。そこに独自性と付加価値があるかも大事ですね。他のサイトと同じ情報だったらあなたのサイトのコンテンツを上位表示する必要ないですよね。
Q&Aサービスで調べてみよう
Googleで検索するという行為は検索を通じて質問していることと似ています。その質問に回答するのがコンテンツです。
Yahoo!知恵袋やOKWave、教えてgooなどのQ&Aサービスでキーワードを検索してみましょう。数多くの質問と回答に出会えるでしょう。どんな質問をしていて「何を知りたいか」ヒントを得られます。
口コミを調べてみよう
口コミもユーザーの判断基準を知ることができるヒントが詰まった情報源です。
レビューや掲示板など口コミが書かれているサイトで多種多様な判断軸やニーズを捉える良い機会になります。投稿ユーザーがどこを大事にしているか把握でき、そこから検索ユーザーが何を知りたいか推測してみましょ。
ユーザーのペルソナを考える
- 上記を踏まえて、どんな人が検索しているか想像してみましょう。知っている人にいないか考えてみましょう。
- 次にそういう人が学校のクラスや会社の部署に何人いるか数えてみましょう。
- そしてその人数が全体の何%か計算する。
こうすることで、どの程度のニーズがあるか推計できますね。
Googleのキーワードプランナーなどでキーワードの検索数を測ることはできますが、一つのニーズとは限りません。多様な検索ニーズが一つのキーワードに含まれるので、ペルソナをつくり捉えることが認識の一歩です。
情報価値を考えよう
いざコンテンツをつくるという時に5つのポイントをチェックしましょう。
- 検索ユーザーの質問に回答を出しているか?
- その情報はオリジナルか?
- コンテンツに他にはない付加価値となる情報はあるか?
- ユーザーが満足する内容か?
- 読んだユーザーが誰かに紹介したいと思えるか?
自然にリンクされるにはどうするか?
とは言え、リンクされているサイトのほうが上位表示されやすいのも事実。Googleがリンクを評価に使っていること自体は変わっていません。
どうやってリンクを得るか?
「誰かが紹介したいと思うかどうか」の視点が抜けていることは往々にしてあることだから、この視点で考えることが重要。これは紹介する人の気持ちや動機、キッカケを考えることになります。
- 引用して掲載したい内容
- 頭良さそうかカワイイとか自尊心を高められる
- めっちゃ面白い
- 感動した
- 承認欲求が満たされる
などなど人間心理の探求の旅。
サイト内部の最適化を急くな
最近はSEOのテクニックがいろいろとブログで書かれるようになって、誰でもある程度のSEOが可能になりました。でもコンテンツあってこそのテクニック。
それにテクニックは後からでも問題ない。
テクニックだけに囚われたSEOは効果を上げにくくなってきています。
コンテンツに触れる人とどうコミュニケーションとるかに視点をシフトすることを奨めます。
人間中心のSEOをはじめよう
Googleなどの検索エンジンに向けて”だけ”最適化しようとしていた人やSEO会社が多かったですが、Googleは長年改善を続けていて、キーワードに適した情報を発信できればそれ自体が最も優れたSEOとなりつつあります。
キーワードを入力する検索ユーザーについて思い巡らせて、そのユーザーが探している情報に応えるコンテンツを発信することも考えてみるのはいかがでしょうか?
Human Centered Seo.