綺麗なボケ味で魅せる名玉の単焦点レンズ「カールツァイス・プラナー50mm f1.4」が凄すぎる
CANON EOS Mを購入してコストパフォーマンス、品質、携帯性のバランスの良さには満足しているけど、明るい単焦点レンズが欲しくなって色々と調べて最終的にCarl Zeiss Planar T*1.4/50 ZE (キャノンEF)を購入した。ネット上や周りの口コミ通り素晴らしいレンズなので紹介します。
カールツァイスとは
カール・ツァイス社は、ドイツのマイスターであるカール・フリードリヒ・ツァイスによって1846年に設立された光学機器メーカーです。「プロター」「プラナー」「ゾナー」などの名玉と言われる歴史に残るレンズを生み出してきました。
SONYのサイトでは「写真レンズ発展の歴史は、カールツァイスなしには語れない。」と書かれているくらい様々な光学技術を開発し、レンズの進化に貢献してきたメーカーでしょう。現在では、世界最大のシネマレンズ・メーカーだそうです。
出典
カール・ツァイス – Wikipedia
レンズ史に名を刻むツァイスの真価 | ソニー
単焦点レンズの候補
純正品、サードパーティー製品でいくつか候補があり、単焦点レンズでエントリーモデルの候補として上がったのは以下4つでした。
Canon EF50mm F1.8 II フルサイズ対応
何と言っても1万円以下で買えるコスパの良さは随一。私のような素人なら、こちらでも十分満足できるかもしれません。130gと軽いのもミラーレス一眼レフにつける入門者向け単焦点レンズとしては携帯性の面で優れている。
CANON EF50mm F1.4 USM フルサイズ対応
CANON純正で次に候補となるのがEF50mm F1.4です。正統派の標準レンズとしてバランスがとれているモデルと思います。開放時の描写が綺麗と表現力の良さが口コミでよく書かれています。価格は前述のEF50mm F1.8よりもだいぶ高くなりますが、性能的には魅力的なレンズです。
シグマ 30mm F1.4 DC HSM
サードパーティー製単焦点レンズで価格.comの口コミが良かったのがシグマのこのモデル。キャノンのレンズが50mmに対して30mmなのは好みもあるがAPS-Cの一眼では標準レンズとして画角が良さそう。
描写の満足度も口コミを見る限り高く、美しいボケ味も良い。カールツァイス・プラナーと最後まで迷っていました。
Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
今回、本命となった名玉カールツァイス・プラナー。友だちにおすすめの単焦点レンズはどれか?と聞いたところ、出てきた候補がこちら。
CANONやシグマとはまた違った独特の表現力に惚れます。やわらかい表現からキレキレなイメージまで幅広いイメージ。
購入者から星4.5以上の評価を得る商品群
価格.comでカールツァイスの商品一覧を見てもユーザーの評価の高さは一目瞭然だ。レビュー評価の欄を見ると、5点満点の商品も多くほとんどの商品が4.5以上の高評価。ユーザーの満足度の高さが伺えます。
価格.com – レンズ 製品一覧
価格comのユーザー作例で品質を比較する
4つの候補レンズから選ぶ基準として実際に撮られた写真で比較したい。多くの人が撮影した画像をアップして、レンズごとにまとまっているサイトで見たい。
そこで便利なのが価格.com。投稿された画像だけをまとめたページがあるんですね。以下のページでレンズによる差を比較してみてください。
群を抜いてカールツァイスの表現力の高さ、立体感、忠実さを多くの投稿者の作例でわかります。常に持ち歩きたいレギュラー・レンズになるでしょう。
CANON EF50mm F1.8 II
http://kakaku.com/item/10501010010/picture/
CANON EF50mm F1.4 USM
http://kakaku.com/item/10501010009/picture/
シグマ 30mm F1.4 DC HSM
http://kakaku.com/item/K0000476459/picture/
Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
http://kakaku.com/item/K0000015792/picture/
カールツァイス・プラナーの魅力
カールツァイスで撮られた写真を見て最高!と思って決めたその魅力をまとめました。
- ふんわりとやわらかい感じからキリッとかたい感じまで独特の表現でなんとも言えない空気感を醸し出します。
- ボケ味が絶妙で、美しいボケを味わえます。
- コントラスト・色合いがとても綺麗にでて、独特の雰囲気をつくりだすエッセンスになっています。
- フォーカスリングがぬるーっと程よい重さでフォーカスを合わせやすく心地良い操作感です。
- MF専用で最初は慣れるまでフォーカス合わせるのが難しいですが、それも楽しさの1つ。マニュアルでピントを合わせる所作はそれだけで美しい。
- レンズ自体が重厚な金属製で製品としての美しさが所有している満足度が高い。
高価格帯レンズは中古美品で価格を抑える
価格・品質を見るととてもコスパが優れているカールツァイスですが、エントリーの他3種類と比べると、やや高いことが難点。
そこで新品に限らず中古品でコストを抑えることも余地があるかと思います。中古品でも美品であればほぼ使用感もなく、新品に近い状態で使えます。マップカメラなど中古品の取扱がある店舗で見てみるといいでしょう。
常に中古品、美品があるとは限りませんが、タイミングよく美品に出会えれば、使用感がない新品同様のカールツァイスを安く手に入れることができるでしょう。
マウントアダプターを用意する
私がEOS MなのでEFマウントアダプターが必要で合わせて以下のアダプターを購入しました。
フルサイズの方は不要です。
試し撮り作例
買ってすぐに新宿御苑で130枚程度を試し撮りしてきました。ちょうど紅葉も最高の色付きでカールツァイス・プラナーの表現力を垣間見ました。といっても素人の私が撮ったもので高機能レンズに自分の腕がついていってません。
SONY EマウントのPlanar T* FE 50mm F1.4 ZA
2019年6月16日追記
カメラをSONY α7IIIに変えました。
ツァイスのプラナー 50mmはSONYのEマウントにもあります。
ぼくはすでにEFマウントのプラナーを保有しているので、マウントアダプターをかまして使用していますが、SONY αシリーズを購入した方はEマウントのプラナー 50mmが良いですね。
AFあるので使いやすさが向上しています。
新しいのでレンズの形・質感が洗練されていてかっこいい。
価格だけはかわいくないです。。
SONY α7IIIでの作例
α7IIIにマウントアダプター経由でPlanar T* 1.4/50 ZEを装着して撮った写真です。
FEではないのでご参考までに。
JPG撮って出しです。
一生残る宝カールツァイス
カールツァイスのレンズはそれなりの価格がしますが、一生物のレンズになるでしょう。投資と考えれば価格は問題ではない範囲と思います。私の友人は価格で考えて他のレンズを購入した後、「やっぱりまたカールツァイス・プラナーが結局欲しくなる」と言っていました。それだけの魅力を持っているのはわかります。
カメラはレンズが命。