選択と集中の『集中』

マーケティング経営戦略

経営学に「選択と集中」というものがあります。

限りある資源を何に投資し、利益を生むか選択し、そこに集中するみたいな意味合いです。
かなり適当に書いてるので正確な定義を知りたい方は調べてください。

資源を投下する先を見極め、選択することが得意な経営者は多くいると思います。
しかし、選択に対して、「集中」し続けることが不得意な経営者が多いとも思います。

企業で働く人の中には、「また経営陣が方針を変えたよ」「コロコロ変えるなー」のような事を感じている方もいるかもしれません。
なぜそんなことが起きるのか?


その時々の状況や起きた事に対して、スピーディーに対策を考え実行する。
当然といえば当然なのですが、その実行が実は「選択」に反していることがあります。

「選択」は、中長期の判断が多いです。
しかし上記のように対策の実行は、短期的になりがちです。

短期的視点の実行が重なれば重なるほど、「選択」から遠ざかる、そんなことが実際に現場でおきていることを耳にします。

集中」できていない原因のひとつではないでしょうか。
これは、「一貫性」がない経営にも繋がっていきます。

戦略なき経営は、ココが弱い。
「選択」だけして、終わり。
実行が伴わない。途中で立ち消えになる。

『立ち消える』とは、goo辞書で調べてみると、「火が燃え尽きないで消える」という意味もあります。
火が消えないよう灯し続ける経営。
選択をしたら集中に意識を移していくことを忘れずに。常に灯すことを忘れずに。