売れる仕掛けの1つ『返金保証モデル』を成功させるポイント -ロッテリアやイングロリアス・バスターズからわかること

マーケティング

返金保証

ロッテリアの絶妙ハンバーガーのプロモーションとして展開された「返金覚悟のおいしさ宣言」が売上向上に貢献し、一躍有名になった『返金保証モデル』。

最近では、映画の「イングロリアス・バスターズ」が面白くなければ返金とプロモーションしている。このモデル自体は昔からありますが、最近なぜかこぞっていろんな企業がやり始めている。

その『返金保証モデル』を成功させるためのポイントがいくつかあります。

その1つが「一貫性です。

▼返金保証の一貫性

返金保証をしている商品の中には、あまり返金保証を強く出さず隅っこに小さく出していることがあります。返金保証によって顧客のリスクを下げ購入障壁を低くしており、大きな強みや他社への差別化となる場合も多いのですが、まるで武器を隠し持つかのように見せないパターンが多いのも事実です。

また、プロモーションで複数の広告宣伝を打っているのに、伝えるポイントが返金保証以外のところにあるパターンも多いです。


それではもったいない!


返金保証モデルを成功させるためには、ただやるだけではなく、
一貫して顧客に返金保証を伝え続けなければなりません。

それは、プロモーションから顧客対応、サポートなど最初から最後まで、返金保証を言葉だけではなく実行するところも徹底することが大事です。

 

▼ロッテリアとイングロリアス・バスターズの事例

ロッテリアでは、プロモーション段階から返金保証を全面に出し、
CMなどで伝えるポイントも返金保証にフォーカスしていました。

対して、映画の「イングロリアス・バスターズ」もプロモーション段階から返金保証を出しているが、ロッテリアと比較すると、従来どおり映画の内容やタランティーノ監督にフォーカスしていることもあり、返金保証を一番強く伝えているようには見えない。

CMや番組宣伝を見ていて、映画の内容やインタビューなどを流すより、返金保証だけを伝え、映画の内容がどんなものかは伝えないほうが効果が出るのではないかと思う。

「イングロリアス・バスターズ」が成功するかどうかはまだわかりませんが、この差だけで売上の上がり方も変動するでしょうね~

▼最後に

ちなみに、ロッテリアの絶妙ハンバーガーの味は大したことありませんでした・・・

また機会を見つけて、返金保証の残りの成功ポイントについて書きたいと思います。
「イングロリアス・バスターズ」の返金保証の詳細内容を読んでみると、ポイントを守っているものの少しだけやりすぎている感もあり、結果が気になるところです。

今回の『返金保証モデル』を詳しく知りたい方は、『ハイパワー・マーケティング』を読んでみてください。返金保証モデルの内容以外については、マーケティングでは言わずと知れた方法なのでマーケッターには新しいネタにはならないかもね。
返金保証モデルの章だけを読むことを勧めます。

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